【証券会社とは?】~かんたん・わかりやすく解説~

お金の活用

資産運用を始めたいと思っているときに、今まで接することがなかった「証券会社」という言葉に触れるようになります。

そんな時に「証券会社って大丈夫なの?」「証券会社ってどういうものなの?」という疑問が湧いてくるかと思います。

そんな疑問を解決できるように「証券会社とは」という解説をしていきたいと思います。

そして、この疑問が無事解決して、納得し安心して口座開設を行ってほしいと思います。

 

【証券会社とは】

証券会社を簡単に言うと・・・

「債券や株式などの有価証券の発行や売買に関わる金融機関であります。

そのため、金融商品の売買の取り次ぎや引き受けなどの仲介業務(※)を行っています。

結果、株の取引きを行う際は、証券会社で口座開設をしないといけません。

※・・・仲介とは、当事者同士の間に入って手続きを代行すること。
     金融商品の売買については、主に株の発行元会社と投資家や投資家同士の間に入ります。

証券会社は正式には「金融商品取引業者」といい、証券会社としての事業を行う際は内閣総理大臣の登録が必要になります。そのため、国が証券会社として事業を行って良いという厳しい条件をクリアしたという証明にもなっています。

【証券会社の業務は?】

証券会社の業務は、主に株取引の売買の仲介業務を行っているイメージですが、他にもいくつかの業務を行い運営しています。

主に下記の5つの業務を行っています。

ブローカー業務
ディーラー業務
アセットマネジメント業務
アンダーライティング業務
セリング業務

《ブローカー業務》

1つ目の主な業務は、『ブローカー業務』です。

ブローカー業務とは、株式や債券を「買いたい・売りたい」という投資家から注文を受け、証券取引所に伝える業務です。

いわゆる仲介業務です。

この売買の仲介業務を行うことにより、投資家から手数料を得ることを目的とし利益を得ています。

この手数料の事を委託手数料と言います。

《ディーラー業務》

2つ目の主な業務は、『ディーラー業務』です。

ディーラー業務とは、証券会社が自ら自社の資金を用いて株式投資を行い、売買し利益を得る業務の事です。

証券会社も株式投資をするのかと意外かもしれませんが、これも非常に重要な業務です。

なぜなら、証券会社は個人投資家と比べて資金が潤沢であり、その潤沢な資金が市況に流れることによって市況の活性化に繋がるからです。

市況が活性化すると流動性が高まり、株価の変動も活発になり個人投資家にとっても影響してきます。

《アセットマネジメント業務》

3つ目の主な業務は、『アセットマネジメント業務』です。

アセットマネジメント業務とは、顧客(投資家)から資金を預かり、投資・運用して顧客に還元しつつ、その代わりとして運用報酬を受け取ると言うことです。

その時のニーズなどを基に運用商品の企画や開発を行う業務や経済状況や企業調査を基に投資判断する業務等があります。

ブローカー業務と違い、中長期的に運用報酬を受け取れるという証券会社にとってメリットがある業務のひとつです。

《アンダーライティング業務》

4つ目の主な業務は、『アンダーライティング業務』です。

アンダーライティング業務とは、株だけでなく債券などの有価証券が発行された際に、証券会社が先に買い取り、そのあと投資家に販売する業務の事です。

この業務の利益のもとは、発行元の企業から受け取る手数料です。

発行元の企業は、証券会社に確実に買い取ってもらえるので、企業としては安心して資金調達できるというメリットが生じます。

ただし、証券会社にとっては、買い取った有価証券が売れ残ってしまったら、自ら自社で株式を引き取るリスクが生じます。

《セリング業務》

最後に5つ目の主な業務は、『セリング業務』です。

セリング業務は、株式の発行元の企業から一時的に預かり、不特定多数の投資家に売却する業務の事です。

この業務は、証券会社は買い取っておらず預かっているだけですので、売れ残ったとしても株式を引き取るというリスクは生じません。

 

以上、5つ目の主な業務の簡単な説明をしました。

いかがでしたか?

思った以上に様々な業務を行っていると思いませんでしたか?

資産運用するには、証券会社は必要不可欠でありますので、証券会社とはなにか少しでも良いので知っておくことで今後の役に立つかもしれません。

読んで頂いた方の資産運用がうまくいきますように祈っております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました